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審査員特別賞 葛尾村ただいま。葛尾村

昨年の11月25日に行われた『ふくしまの元気!応援CM大賞2018』で僕がクリエイターとして参加した葛尾村の作品が審査員特別賞を受賞しました。今回が実は初出展ということで、まずは素晴らしい結果になったと思います。

葛尾村の皆さん、本当におめでとうございます! 今回の作品は15秒のサイズでという審査側の規定がありその中で各市町村が色んな趣向を凝らした作品を出展していてかなり厳しい戦い(とは思ってませんが一応)になりましたが、こうして一つの評価と結果が伴うとやっぱり嬉しいものです。

偶然ではあるのですが、以前、違うプロジェクトの打ち上げで知り合った磐梯町の方も会場に来ていて、そちらは福島県町村会会長賞を受賞をしていてステージの上で一緒にテレビで映されていました。 系列の各局でも放送があったみたいなので見た人も多いのかもしれません。

・・一応今回の作品の音楽周りのイクイップメントでも。

メインのDAWはStudio Oneでピアノの音源は付属のPresence、リバーブはSanford Reverbです。 最初はもっと隙間のある音空間をイメージしたファイルだったのですが、最終チェックの時に行政の方から もう少し隙間がない感じに出来ませんか?というオーダーがあり2種類の音源を用意して今回出展して受賞したのは隙間を埋めたバージョンの方です。

実はこの他にも30秒、1分というサイズの映像も制作したのでどこかで見られるようになるかもしれません。

昨年は自動車メーカーのPVや恒例の夏のインスタレーション、戊辰150周年記念事業など多分覚えていないものも多くあり色んな作品に関わらせてもらいましたが、インスタレーションのようにアーティストとして作品を発表する事とクリエイターとして映像に関わるのとではスタンスの違いは結構あり、そんな変化を楽しみながら年間を通して創作活動がここ数年はうまく出来ているように感じています。

音楽というある種、終わった芸術をこれから自己満足に陥らずに継続していくためにはそれなりの創意工夫は必要になってくると思いますが、何の分野を追求していても最終的には人や社会にそれを通してコミットメントしていける事がなければどこかでそれ自体に飽きてくる事は多いと思います。

こうして音楽を通じて様々な世界や人に巡り合うことが出来て、自分も人間的な成長を促される事が多くあり、音楽という一つの事に拘りながらもそこに縛られずに人生の裾野を広げていけているのは本当に幸福な事だと思うし、これからもなるべくそんな風に生きていけたら良いな・・と思います。

最後に今回共に制作に当たったクリエイターチームの皆と葛尾村の皆さんに心からの感謝を・・今後も、というか今年もよろしくおねがいします!

速報

戊辰150周年の音楽を無料ダウンロード配信します

好評につき追加公演が決定してしまった戊辰150周年記念事業、知られざる会津戦争ですが先日無事公演を終え帰宅しました。
前日の10/15日に会津若松に入り早朝西会津へ、というヘビースケジュールでしたが、夜に降り立った会津若松には【戊辰150年】の幟旗があちこちに。

昨年、東京都美術館に通っていた時のバベルのポスター連張りもそうですが自分に関係することで街中が賑わっているのを見るとやはりテンションが自然と上ります。

夜の到着なので温泉に入り酒を軽く飲むくらいしかしませんでしたが、戊辰150周年の記念すべき時代をこうして生きている今日、昔スノーボードでよく通っていた会津でいつか自分の音楽をしたいと思っていた頃を思い出すと万感胸に迫るものがありました。

ZIMAの幕張メッセでのプロモーションの時も東京から会津へ趣き大自然の中で緊張から一気に開放され心癒やされた・・という経緯がありましたが、その頃から東京だけじゃなく自分の好きな土地である会津で何か自分の作品を生み出すことができたらいいなと考えていたのでこうして会津での様々な催しに音楽で携わることが出来ている今に本当に幸せを感じています。

今回の『知られざる会津戦争』の予告映像及びオープニングの音楽がとても好評で見に来てくれた方からの問い合わせも多くあったので急遽無料でダウンロード出来るようにしました。

以下ダウンロードアドレスです
https://app.box.com/s/a0xrln26g4aztwazz53rjmh2lazggxqa

戊辰というのは干支の名称なので戦の楽曲タイトルとしてはやや牧歌的な気もしましたが会津といえばやはり戊辰戦争で、その過去の記憶と今回の一連の行事を深く記憶に刻む、という意味でもシンプルにこれしかないかな、という気持ちでいます。

当初予定されていなかった追加公演があったのもスタッフ一同驚きでしたが、今回共演させて頂いた和紙のアーティスト滝澤さんのタイムラインにも記されていたようにこの追加公演を行った日は奇しくも150年前、同じ場所で我々が演じた本物の戊辰の戦いが繰り広げられた日だったということでした。

会津に散った多くの志ある人々の魂が宿ったかのようなアクターの名演も本当に見事で、心から素晴らしい追加公演だったと改めて思います。

・・もしかするとまた新たな出陣の知らせが来るのではなかろうか・・と今もどこかで密かに覚悟をしながらこの文章を書いていますが、ひとまずは一度ここで自分の兜を外させて頂きたいと思います。

しかしながら枕元には未だ用心の為に愛刀を置いたまま・・

※あ、これ物の例えです。

今回の催しに関わった多くの方々、並びに観覧に訪れてくれた皆さんに心からの感謝を伝えたいと思います。

本当に長きに渡りありがとうございました。

また、いずれ・・

押忍。

CM大賞出品を見据えた葛尾村のCM制作の打ち合わせ

先日のヘルベチカデザインから場所を変え今度は葛尾村へ。
今日はCM大賞出品を見据えた葛尾村のCM制作の編集会議でした。

葛尾村の事は何回か書いているのですが、こちらの記事のKDDIのCSR動画を一年ほど前に作っています
https://f-renpuku.org/2017/12/26/%E3%80%90%E6%B4%BB%E5%8B%95%E5%A0%B1%E5%91%8A%E3%80%91%E4%B8%80%E8%88%AC%E7%A4%BE%E5%9B%A3%E6%B3%95%E4%BA%BA%E8%91%9B%E5%8A%9B%E5%89%B5%E9%80%A0%E8%88%8E%E6%A7%98xkddi%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A/

恒例の夏のインスタレーションから息つく間もなく戊辰150周年公演(映像音楽含む)ワークショップ、そして葛尾村案件となだれ込んでますが、それぞれの現場で種類の違う刺激と新たな出会いもあり非常に楽しく働いてます。

今日は初のCM大賞出品の映像のコンセプトをどうするべきか
他の地域の作品を見ながら映像の素材を吟味しつつクリエイター全員で色々と話し合ってきました。

例えば企業のPVだったり食品CMなんかだったらやはりその対象(商品とか)を知ってもらう、
CMを見た人により良い印象を残す、そして実際に購入してもらう、というのがマーケティングの中の最重要課題としてあるわけですが
こういった地方のオウンドメディアのゴールはそういう分かりやすいBuy and sellではなく
もっと長い目で見た時に地域に何かを残す、ある意味では伝えたい事柄をとてもシンプルに真っ直ぐ表現することが求められたりします。

奇をてらうことや一発のインパクトよりも優先できる事がある現場で何かの制作に純粋に関われるというのはやはり素晴らしいことだと思います。

クリエイターの全員であーだこーだ話し合いながらブレストも挟みつつ会議は白熱し名残惜しくも先程帰宅してきました。

音楽じゃあどうしよう?と会議の最後にちょっとだけ議題に上りましたが、みんなの話を聞きながら頭の中で既に作曲をしていたので
そこはスムーズにさらっと(笑)明日から制作&レコーディングに入ります。

僕がフィールドにしているこういう地域のオウンドメディア系の仕事はさっきも書いた【伝えるべき事柄】がある意味では
もっとも純粋に存在する分野なので、音楽なんかに変なエゴがあるとかえってそれが伝わらなくなるため、自分が音楽でやりたいことではなくその地域が作らせてくれる何かをきちんとキャッチすること(それを音に変換する作業)が凄く大切だと思っているのですが、それでも音楽としてはきちんと純度の高いものを生み出したいと毎回思います。

震災や原発事故の影響も大きな葛尾村でこういった場に携わっていると芸術や音楽よりも大切なものは確かにあると思うし、まずはその為の一助となることを自分なりに少しでもやりたい。

僕らミュージシャンっていうのは音楽がある意味では何よりも大切という思想の生き方をしている人種だし、そうでなければ作れない何かも実際あるんだけど音楽しか出来ない人生はつまらないとやっぱりどこかで思います。

でも音楽の出来ない人生はもっとつまらないと思う。

だからこそ自分の音楽へ携わる人生を単なるアーティスト作品の制作に留まらせない為にもこういう場に積極的に関わろうと数年前に決めたわけだけど、今回もこの機会と出逢いに感謝して真摯に良いものを生み出せたらと思ってます。

とりとめもなくなってきたので今回はこの辺で。

・・秋というのはこうやって色々と考えたり実際に作ったりするのにはとてもいい季節なのかもしれない。

今日の葛尾村のランチも美味しかったです。

その昼ご飯を食べた葛尾村の食堂うちの従兄弟が内装をやってたらしいですがそれは最近知りました・・w

追加公演決定!!「戊辰150周年記念事業~知られざる会津戦争~」

会津の各市町村、近隣自治体に大きな波紋と反響を巻き起こした大河オペラが好評につき追加公演決定しました。
最初この企画はぶっちゃけ

「い、いや・・それは・・・」

と関係各位、特に出演や制作に直接携わる普段アーティストの僕ら及び観光協会のスタッフは

【半分引き気味】

で乗っていた流れだったのですが蓋を開けてみれば満員御礼、演技力臨場感テーマ性が見事に合致し戊辰150周年の他事業やイベントの中でも異彩を放つ存在感を早くも示しつつあります。

きっと会津若松市や阿賀町の方々も「さすが西会津だな」と思ってくれていると思います。

この企画を考案しここまで人を動かし完成させる田崎先生には深い尊敬の念を感じますし、
プロジェクトマネージャーのえださんには敬意を表したいと思います。

そして素晴らしいアクターの皆さん。
劇団四季も真っ青な迫真の演技に既に脱帽ですが追加公演もう一肌脱いで頑張って下さい。

この企画は新潟県の阿賀町との共催で前半後半に別れた催しで、阿賀町と協力して「知られざる会津戦争」と題したシンポジウムと戦跡を巡るツアーを2回にわたり開催し、これまでほとんど語られることのなかった越後口の攻防の実相に迫るという一連の戊辰150周年イベントの中の企画として行っているものなんですが、公演場所までの道程をアクターがそのままの格好で参加者と共に回るというシュールな演出もあり、その辺も今回の見どころとなっています。コンビニ寄れないじゃん・・

こんな臨場感のある歴史探訪ツアーもあまりないと思います。


今朝の朝刊より

そのシュールな画が今朝の新聞に掲載されていました。すごすぎる


この後、新政府軍に銃で撃たれ殉職するTさん


豊富な火器類。残念ながら敵は強かった

追加公演は2018年10月16日です。

インフォメーションや問い合わせ先は先程の新聞記事内に記載されていますのでそちらまでどうぞよろしくお願いします!

戊辰の周年というのは考えてみれば100周年の50年前には僕は生まれておりませんでしたし、
次の200周年にはおそらく死んでいるか生きていてもこんな事をやる体力はもう残されてはいないでしょう。

そう考えるとこのタイミングで関わることが出来たのはまさに僥倖というか天命を感じると言っても差し支えないかもしれません。

とにかくこの機会に幕末の動乱を様々な角度から検証し、追体験しつつ会津の歴史を学び直す良いきっかけにもなると思いますので
皆さんも秋の会津へどうぞお越し下さい。

チーム戊辰一同、心よりお待ち申し上げております!!

押忍。

「戊辰150周年記念事業~知られざる会津戦争~」の音楽を作りました

今年は戊辰150周年ということで、会津に限らず全国で記念の行事、式典が行われていますが僕は福島県の西会津で行われた催しに音楽で関わらせてもらってます。

こちらが予告ムービー

会津はまさに戊辰戦争の激戦となった土地で広大な会津のあちこちで様々な戦いが繰り広げられましたが、
今回は僕は西会津を担当しました。

ちなみに会津若松市のオフィシャルサイトでの告知はこちら
http://boshin.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp/event/910/

音楽は「大河ドラマ風でいこう」というコンセプトは最初に打ち合わせた時からあったのですが、
本当の大河ドラマテイストにしてしまうとこういう斬新な事をわざわざ地方でやる面白みとかが薄まるので
インタラクティブ・コンテンツの雰囲気を感じられるように各章仕立てでコンピューターでシミュレーションした交響曲にしてます。

表現の仕方を変えるとパロディーの要素を意識はしているんですが、その匙加減というか寄せ方にはこだわりが少しあって、
こういうものを東京で作ると純粋にクオリティー競争になってしまうけど今は地方でこういうコンテンツを発信して
それが世界に広がっていく仕組みが実はいちばん面白い形に進化してきてるのでその新しさをとかスリルを音楽で感じられるようにしたいというのはあるんです。

音楽のみはこちら

DAWはStudio One、音源は付属のpresenceのプリセット、それからティンパニーや和楽器類は少し新しく足してます。
三味線と琴の音は自分でエディットしたものを何種類か混ぜたりしてそれを嬉々として使いました。

ピアノは完全に一発で弾いててそこにオーケストレーションを重ねてます。

テンポをグイングインいじっているので、妙に人間的なノリが出てますがこういう曲を作るときはテンポマーカーで
しつこく揺らぎを調整する作業がいちばん最後にいちばん大変なんだけどそこが大事なポイントでもあります。

この曲やコンピューター音響に合わせて会津戦争の一幕をアクターによる演劇と解説で見せる、というのが今回の戊辰事業の主な内容ですがやっていることは非常に斬新なのでここでは説明しきれない可能性もあるのでぜひ上記のURLより把握するか、観覧希望の方は問い合わせてみて下さい。

好評に付きアンコール公演で今月(2018年10月16日)にもう一度やります。

大迫力の大河オペラ。
この機会にどうぞお見逃し無く!!

evergreen


nikon d60 nikkr 50mm f1.8 pancake lens

オフィシャルサイトリニューアルしました。

今の時代はSNSだけで営業が成り立ってしまうのでホームページの必要性もあまり感じていないのですが、せっかく音楽家と名乗っているので治外法権の自分サイトは持っておこう、というのとメールの為にサーバーを借りているとホームページ用のスペースも付いてくるので使わないともったいないというのもあるので・・

今回のリニューアル後のデザインで使用しているヘッダー写真は僕の後ろ姿ですが(他に誰だというのだ)この写真を撮影した場所は僕がとても好きで大切にしている場所で、初心に帰るという意味でも使ってみました。

思えばもう十数年前に一人でここに訪れてから幾度となく訪ねている風景ですが、今でも何一つ変わることなく自分を【その頃】の清々しい気持ちに戻してくれる場所です。

おそらく誰にでもそんな大切な風景があると思うのですが、その中に佇む木々や岩も石ころもきっと自分がこの世界から存在しなくなったあとも、そのままで変わらずにそこにあるのだろうな・・と思います。

彼らが今までどんなものを見てきてこれから何を見るのだろうと想像すると限られた時間を更に楽しんで生きていこうと感じたりもします。

つまり自分がいなくなった後のその風景を想像しているという事なんですが、そう考えると瞬間に過ぎない人生の中で出逢える全てに何を学び、感じるか。それは全て自分に託されているのだな・・とオチもないことを書いてリニューアル後初投稿とさせて頂きます。

諸々作業進行中です

近日中に公開&インフォメーション出来ると思います!

乞うご期待。

また葛尾村でPVを作ります

約一年前にKDDIのCSR事業で復興庁なども関わった福島県葛尾村のプロモーション映像制作に音楽とファシリテーション、映像ディレクションで携わらせてもらいましたが、その時の作品が村内外でとても好評だったということで今回またスケールアップさせてより本格的に葛尾村のPVを作ることになりました。

前回の映像制作では二日の合宿スケジュールで一日目にまず制作ミーティングを行いその後村内での撮影やインタビュー収録等をKDDI貸与のipadで撮影、その映像ファイルを元にその場に集結したクリエイターチームで二日目のお昼の発表の時間までにフィニッシュさせる・・というまさに挑戦的な内容だったわけですが、今回もその懐かしいメンバーと再び集まって葛尾村のさらなる飛躍へとまた一丸となっています。

僕は今回も主にファシリテーションと音楽、MA、ディレクションなどを担当します。

先日ヘルベチカデザインというデザイン会社でのミーティングで『葛尾村の学生が制作段階から撮影などで関われるような仕組み作りを考えてそこから映像の内容を立ち上げていこう』という方向性が最初に決まり色々とまだ企画段階ではありますが、今回も葛尾村の全員で全国へと発信していく力強いコンテンツになりそうな予感がしています。

映像の制作チームは映像作家でもありドローン操縦者・・という人やデザイナー、音楽家・・と非常に幅のある面々が集結しているのでこのメンツで既にコマーシャルくらいは何本か作れてしまうのでは、と普通に思うわけですが、このプロジェクトチームを牽引しているのが葛力創造舎という一般社団法人の代表の下枝さんという人で広告などの映像案件でもプロジェクト内で関係するセクションが多岐に渡る場合、普通にディレクターといわれる人がセクション毎に存在し実際は責任者といわれる人が何人も居たりするわけですが、葛尾村コンテンツに関しては下枝さんがイベントの立ち上げや様々なプロジェクトのマネージャーを兼任して、かつそれらをどんどん実現させてしまうというもの凄いバイタリティとド根性の持ち主で僕は密かに敬服している人です。

こう書くとやり手のめっちゃ恐ろしい人・・みたいに想像する人もいるかもしれないけど、実際に会うととても穏やかで凄く優しい雰囲気のある人で今回のメンバーも全員そんな感じで世間話とか冗談も好きな人達ばかりなので、今回もタイトな納期とスケジュールのある仕事ではあるものの非常に楽しい現場となっています。

僕は音楽に関しては福島県内でも色んなコンテンツでしかもあちこちで作っていますが自分の中ではまず福島のテイスト、というものが何となく自分の考えの真ん中にあり、その中でも地域ごとの特色や雰囲気をそれぞれに意識して作っています。もちろん葛尾村の雰囲気というものも自分の中に音楽の方向性として前回の作品で掴めたので今から今回完成する映像の中でどんな音を奏でようかとても楽しみにしています。

最後に葛尾村の写真を葛力創造舎の下枝さんがFacebookで送ってくれたので何枚か載せておきます。

映像とか音楽というのはいつもそれ自体が素晴らしいということはなく、そこで伝えるべき物事の中に大切なことが詰まっているわけで、様々な表情を持つ村の風景やそこで生活する人達、葛尾村で生まれて今は離れていてもそこに遠くから想いを馳せる人達、そんな全員の気持ちがギュッと詰まった温かい作品に今回もなると良いな、と思っています。

ということで葛尾村よろしくお願いします!!!!

※10月に葛尾村で面白いイベントがあるのでその詳細をFacebook、Twitterに載せておきます
僕もこの前の制作の後にプライベートで遊びに行ってますが本当に良い所なのでぜひ一度行ってみて下さい

戊辰150年の音楽やります(越後口編)

今年は戊辰150年ということで、僕の故郷の福島県でもあちこちで関連行事が行われていますが、戊辰戦争の舞台となった会津では街中が戊辰150年一色で観光客も特に今年は増えています。

戊辰150年というまぁこの辺の表現の仕方は色んな事情があり会津では維新よりも戊辰にウェートが大きく置かれているのですが、この前訪れた山口県ではもちろん

【明治維新150年】

と新幹線の駅にも大きく掲げられていますので国内でもここまで異なる視点が2つあるというのは面白いな・・と・・・(汗)

(ちなみに僕の家系は母方が会津です)

まぁ、そんなわけで今年も色々な場所で音楽に携わらせてもらってますが戊辰150年などというのは完全に一回しかないわけで自分も関連イベントで音楽に関わらせてもらってます。

この催しは少し特殊というか内容が非常に斬新でもありブログでも説明しきれるかどうか分からないのですが要約すると、会津西方での会津戦争の歴史を新潟県の阿賀町と西会津の行政区画を超えたコラボレーションで今回は西会津側は「講演、ツアー、寸劇(オペラ)」で解説&再現する予定です。

講演は大阪商業大学の田崎公司准教授。

そして西会津町の会津戦争探訪ツアーのガイドは西会津の田崎敬修先生です。

僕はそのツアーの中で特に激戦となった龍泉寺の境内で行う田崎敬修先生による脚本の
大河オペラの音楽を担当します。

舞台装置は和紙のアーティスト滝澤徹也さん。
面識はありましたが今回初のコラボレーションです。

西会津といえばGoogleイノベーション東北で制作したゲームコンテンツ
『大槻太郎左衛門の乱』がありますが、
今回のその制作チームでプロジェクトマネージャーをしていた女性の方とのつながりで僕も参加することになりました。彼女はいわゆる歴女で幕末の歴史に相当詳しく、今、会津で配ってる『戊辰150年の偉人たちカード』をコンプリート中でこの前打ち合わせ後に見せてもらいました。

とにかくこういうグッズからフライヤーからして大盛り上がり中の戊辰150年な訳ですが、
日本の近代化の中でも特に重要な歴史的転換点となった明治維新(あっ、明治維新って言っちゃった!)を故郷でしかも音楽で盛り上げられるのは非常に名誉かつ貴重なことだと思ってます。

詳細など決まり次第ツイッター、フェイスブック、ここでアップしていきますのでチェックしてみてください。

今回の企画も気合を入れて望みます

押忍。

※この前打ち合わせに行く途中で道の駅に休憩に入ったら今やってる現代美術家の佐藤香さんとのコラボレーション展示のポスターが掲示されていました。

こちらもまだまだ絶賛開催中です。
重ねてよろしくお願いします。