4月 2025

東京にもあったんだ

自分SNSより

【土砂降りの雨を避けながら地下鉄に駆け込み、その地下鉄が地下から地上に出た瞬間、雨上がりの東京の空に大きなハッキリとした虹が出てました。
思わず窓に駆け寄り、その虹をスマホで撮影していると僕のすぐ横に見知らぬ女性が駆け寄って、同じ窓から同じ虹をその子もスマホで撮影していました。
「凄い虹だね」
「…はい!」
「こんなにハッキリと下まで掛かっている虹なんて、久しぶりに見たかも」
「私もです!!」
だだ、それだけの会話と触れ合いでしたが、僕はこの瞬間の事をおそらく一生忘れないだろうなと思いました。
先に降りる駅が来た僕が
「じゃ…お互い何か良いことあるかもね」
と声をかけるとその子も
「はい!さようなら!(笑)」
と笑顔で返してくれました。
今までの人生の何か一つが欠けても、電車に乗り込むタイミングが少し早くても遅くても、この瞬間やその子には出逢えなかったのか…と思うと生きることの不思議さや、誰かとの出逢いの奇跡に想いを馳せずにはいられません。
どんな殺伐とした都会や、まだ行ったことのない遠くの街にも、きっとそんな出逢いや素敵な瞬間はきっと無数にあるはずです。
生きることを楽しみましょう】

僕が音楽を仕事にしているから、というわけでもないのですが昔から自分は幸福というものを刹那、という言い方がよくないとしたら何らかの瞬間の中に見出す傾向があったように思います。

例えば人を信じる、という事を恒常的に出来ないとしても、何らかの瞬間に誰でも人を信じる気持ちになれることはあるはずだし、感謝するという事を習慣的に継続できないとしても、何かに感謝する瞬間というのはどんな人にだってあるはずだと思うのです。

その瞬間をSNSのいいねとかで反芻しようとしたり記録したりすることは本当は意味があまりなくて、いつでも人は今生きているこの一瞬の中に自分の在り方や思い、人との触れ合いや生きる意味があるのだと改めて感じます。

永遠に鳴り続ける楽器がないように、生きることもいつかは終わりが来るものだからこそ、バーチャルなことではなく『何かに自分の心が動くリアルな一瞬』にいつまでも敏感でいたいと思います。

いわき市立美術館

いわき市立美術館さんか昨年の展示企画の記念の冊子を送って頂きました😊

この見出しだと誤解を招くかもしれませんので補足しておくと僕が音楽家になったのは学校に行かなかったからではなくて『音楽が何よりも大好きだったから』です。

僕が将来の仕事として音楽家を選び、そこに歩みだすまてまの思春期の想いをインタビュー形式で展示、記録してくださいました。

ロックボーカリスト、音楽家…と非常に今、活動的にも充実してます。

初ボーカルライブMC(グダグダです)

今回のボーカルライブのMCダイジェスト動画です。
僕が歌うきっかけになった『自分への挑戦』について喋っています。
人間生きているだけで常に挑戦している、という考え方も出来ると思いますが、
自分にとってのハードルを一つクリアすることで見えて来る世界、出会える仲間たちというのは
確実にあると思います。

今後もそんな挑戦を継続していきたいと思っています。

Facebookより

『リーダーにめちゃ高いギターをお借りしてます今
最近改めて分かったのは僕は音楽さえやれてたらそれで幸せだとだという事ですね
世の中人を不幸にするのとか人心をコントロールするのが趣味です、みたいな凄く悪趣味な人が多いですけど、僕からお金や(ないですが)社会的立場(これも全くない気がしますが)その他諸々の色んな事を奪う事が仮に出来たとしても
『音楽が好きだ』
という気持ちを取り上げる事はおそらく誰にも出来ないと思うんですね
ということは僕は
『死ぬまで幸福』
が保証されているということなんじゃないのかもしかして、とこの頃やっと気が付きました。
「大岡さん、それを不幸と言うんですよ」
というああ言えば上祐みたいな人もいるのかもしれませんけど、主観的に人が感じている事を言葉で是正しようとする、っていうのは最も『非音楽的』な行動なので、僕の中にはそれはほとんど刺さらないんですよ。
(僕を変化させうる力があるとしたら、それはおそらく音楽の中にしか存在しません)
音楽と仲間がいれば僕は無敵なんじゃないかと真剣に考えています。
最初から最後まで本当にどうでもいい話ばかりですが今むちゃくちゃ幸せです。
このままいつまでも途方に暮れたまま生きそして死んでいこうと思っています。
※そして僕は途方に暮れる/大沢誉志幸
押忍』

初めてのボーカルライブ

前回投稿したように僕にとって初めてのボーカルライブを行ってきました。

ライブ内のMCでも発言したのですが、とにかく人前で歌をうたうというのは音楽の表現の中でも最も苦手意識のあったことで、それを敢えてやる、という気持ちになれたのはひとえに素晴らしいメンバーとの出会いの賜物だと思います。

こうして観返してみると声が上ずっていたり(緊張している)高いところに届かなかったり(元が大澤誉志幸さんの曲※元キーですからね)完成度とかいう前にまだまだな所ばかりですが、二人の演奏のクオリティと精度に助けられてなんとか最後まで歌い切ることが出来ました。

最近やっと音楽の楽しさが分かるようになってきたというか、楽しめるようになってきた気がしてます。

僕はここ数年、不登校の子どもや引きこもりをしている子たちと非常に多く接点のある環境で生活しているのですが、今の時代『何かをやる』というのは何故かハードルの高いものになっている部分もあると思います。情報として色々な事を処理しているうちに自分が何かを生み出す機会を逃してしまう、という風潮が世の中に蔓延している気がしないでもないのです。

僕は死ぬまで個人主義を貫こうと思っている人間ですが、そんな自分でさえ生きている中で「この人はどんなことがあっても決して自分を認めないんだろうな」
という人に出会う事が稀にあります。

それは、つまり単純な評価軸の違いだったりもするんですが、よくいわれるように

他人の三分の一は自分に無関心で
三分の一は何をしても否定する人で
残りの三分の一がどんな事があっても(何をしても)味方で居てくれる人たちだ、という言説がありますが、僕の感覚的には三分の二くらいは基本的に自分を否定してくる人々なんじゃないかと思ってます。

ただ音楽とかバンド、コンサート、というのはその構造を根底から変化させうる力を持っているものに感じる時もあって、かなりの多様性を持つ人たちがその瞬間、同じ感動や喜びを分かち合える貴重な時間に思います。思えば僕も不登校をしていた小学生の頃、鼓笛隊や学校の部活の音楽では僕はまったく評価されず、発表会に置いていかれたりもしたことがありますが、あの時の自分が学校教育の中での音楽や集団に認められていたら、おそらく今の僕にはなっていなかったと断言できます。

やりたいことや好きな事を見つける、なんて周りは簡単に言うけど言われる本人にとってそれはそんなに簡単で安易なものじゃない。

何もしたくない、ということが最もやりたい事な人だっていると思うし、むしろそういう人が生きやすい社会の方が成熟した社会なんじゃないかとも感じます。

ただ、何かをやりたいと思えた時に周りがそれを否定しない、応援してくれるという状況が常にあること。

大人はともかく子ども達にとってはそんな社会を大人である我々が構築しそれを残していきたいなと思います。

今年もうかうかしているともう半年、というところまで来ていますがまだまだ音楽を頑張りたいと思います。

ichi

色々やってましたよ

久しぶりの投稿になります。
さっき過去記事の投稿日時を見たら2022年4月7日でした…

パッと見、その間はもう何もやっていなかったかのように見えるかもしれませんが、
バリで行われた水フォーラムという世界的なイベントでの九州大学の発表ブースの音楽を作ったり、
会津まちなかアートという企画でコラボレーションアーティストの滝澤さんとアート作品を作ったり、
いわき市立美術館で『11歳の私へ』というアーティスト作品の中でインタビューを受けたりと物凄く色んな活動に関わらせてもらってました。

どの作品も本当に面白くて、きちんとこれまでの自分の歩みを踏襲しつつ更に音楽的に上のレベルへ向かう事が出来て
実りある音楽人生の武者修行をたくさんさせて頂く事ができました。

僕の音楽活動のコンセプトは『別に有名にならなくてもいい』なので(戴くものは戴きますが…)表だって告知もしませんでしたが、
他のコラボレーションアーティストの皆さんの知名度もありアート作品に関してはそれぞれの会場で様々な人たちに僕の作る
サウンドインスタレーションや拙いインタビューなどを見て頂くことが出来ました。

嬉しかったです。

そんなこんなで近況報告は以上のような感じになってしまいますが、実はもう明日の話になってしまいますが、
なんと、いわきでロックバンドを作りその初めてのコンサートがクロスカフェという場所で行います。

更に驚くべきことに(自分で驚くとか言ってますが)なんとこのバンドでは僕は歌をうたい、ギターを弾いています。

これまで「歌をうたうなんて排泄を見られるようなものだ(要はそれくらい恥ずかしいということです)」と公言していたかと思うのですが、
その自分が歌うようになったきっかけは色々ありますが、やはり『この人たちと音楽を楽しみたい!!』と思う仲間との出逢いが大きかったですね。

バンマスでありギターの佐々木さんやドラムのふしみくんと遊んでいるうちに

『このメンバーで末永く遊び、ついでに音楽も奏でたい!!』

と心底感じた、つまりはそういうことです。

僕はまだ未婚ですが(今後も多分ずっとそうなんでしょうが)よく人の結婚の動機が『この人を他に取られたくなかったから』などと言いますが、
まさにこのバンドのいきさつもそんな感じで、バンドになってしまえば半強制的にみんなで集まるようになるだろうという目論見と(それだけ他のメンバーの才能に惚れ込んでしまったということですが)それなら何をやればこのメンバーそれぞれが活きる形が成立するのだろう、と考えた挙句

【人生初めてのロックバンド】

をやることにした、というかいつまむとそんな話の流れになっています。

そんなわけで、自分はこれまで主にピアノやコンピューター音楽をメインに小難しいインストを作る音楽家という認識を身近な方には持って頂いていたと思うのですが、
今回は自分でも驚くべきことにロックを歌うバンドマンとしてクロスカフェに登場させて頂きます。

趣味といえば趣味かもしれませんが本気と言えば本気でもあり、
果たしてどうなるのかは分かりませんが、出来るだけ多くの方にご来場頂き、おじさん(僕ですが)の挑戦を目撃してほしいと思っています。

久しぶりの投稿になりましたが、今後も引き続き音楽制作やアートの現場で弊社にお役に立てることがあれば謹んでお受けさせて頂きたいと思っています。

お問い合わせはメールフォームよりお送りください。

今後ともよろしくお願いいたします。

ichi

【クロスカフェオープンマイクイベント】

(大岡はロックバンド『角』でのボーカル&ギターでの出演となります)

2025/04/04 19:30Start
Cross Cafe クロスカフェ
〒970-8026 福島県いわき市平尼子町2−7