自分の中のライフワークとして『地域の音や施設、環境を使ったサウンドアート』というものがあり、その中で出色の出来(自分でいうな)と思っているのが喜多方の大正時代に建てられた石蔵で制作された『蔵インスタレーション』である。 喜多方の色んな音や自分でプログラミングしたシンセサイザーの音などを使って3つのスピーカーの立体音響で喜多方の過去、現在、未来を表現しました。人呼んで【音のタイムマシン】と呼んでます。 こういうのは小難しい理論を伴ってやるよりも単純に3秒位の間「おもしれぇ」と感じてもらうことが大切だと思っていて、美術を感じるよりも生活の中での小さな発見、楽しみ、話のネタ、余興・・といったものがそこにないと美術家の自己満足になる場合が多いと思うので、みんなで楽しく作って、楽しく解体していくまでを大切にやっています。 イベントに来てくださる方たちの為に作った200食くらいの豚汁の仕込みも喜多方のつきとおひさまで深夜で手伝ったりしてました。 アートというのはそこまでやって初めてアート。 美術の発表にはなんらか祭りの要素が必要なのだと思うのです。 よく『アートの祭り』ともいいますし・・(おっさんギャグ)
Shinichiro Oooka
音楽家。ピアノ、コンピューター、シンセサイザーなどを演奏。
作曲、サウンドプロデュース、アート作品のサウンドデザインなど。
主な作品
CM、オウンドメディア、アート、ポピュラー音楽、ロボットバンド、映像音楽、サウンドインスタレーション、ゲーム・・と、色々作ってます。
2018(サウンドインスタレーション)EARTH SCAPE-地脈の蠢き- / NIAV(映像音楽)KDDI|復興庁CSRプロジェクト「challenging katsurao」(一般社団法人 葛力創造舎)
(サウンドインスタレーション)蔵インスタレーション「記憶の音」喜多方市文化芸術創造都市推進事業 市民プロジェクト
(サウンドデザイン・プログラム)東京都美術館
精神の〈北〉へ Spirit of “North”
(映像監督 / 音楽制作)棚田劇「森の婚礼」 (芸術監督:岩間賢 / 協力:福島県立博物館|喜多方・夢・アートプロジェクト2016)
(ゲーム音楽)大槻太郎左衛門の乱(Google イノベーション東北 ゲーム開発プロジェクト)
(ロボットバンド楽曲提供 at 幕張メッセ)2013 ZIMA / Z-MACHINES (第17回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品)
(アート映像音楽)2016 幻のレストラン〜西方街道・海と山の結婚式〜(主催:福島県 | アーツカウンシル東京 / 公益財団法人東京都歴史文化財団)
(サウンドインスタレーション)2016 primitive soundscape / 縄文の音の森 (文化庁 | 西会津教育委員会)