Warehouse installation

自分の中のライフワークとして『地域の音や施設、環境を使ったサウンドアート』というものがあり、その中で出色の出来(自分でいうな)と思っているのが喜多方の大正時代に建てられた石蔵で制作された『蔵インスタレーション』である。 喜多方の色んな音や自分でプログラミングしたシンセサイザーの音などを使って3つのスピーカーの立体音響で喜多方の過去、現在、未来を表現しました。人呼んで【音のタイムマシン】と呼んでます。 こういうのは小難しい理論を伴ってやるよりも単純に3秒位の間「おもしれぇ」と感じてもらうことが大切だと思っていて、美術を感じるよりも生活の中での小さな発見、楽しみ、話のネタ、余興・・といったものがそこにないと美術家の自己満足になる場合が多いと思うので、みんなで楽しく作って、楽しく解体していくまでを大切にやっています。 イベントに来てくださる方たちの為に作った200食くらいの豚汁の仕込みも喜多方のつきとおひさまで深夜で手伝ったりしてました。 アートというのはそこまでやって初めてアート。 美術の発表にはなんらか祭りの要素が必要なのだと思うのです。 よく『アートの祭り』ともいいますし・・(おっさんギャグ)