約一年前にKDDIのCSR事業で復興庁なども関わった福島県葛尾村のプロモーション映像制作に音楽とファシリテーション、映像ディレクションで携わらせてもらいましたが、その時の作品が村内外でとても好評だったということで今回またスケールアップさせてより本格的に葛尾村のPVを作ることになりました。
前回の映像制作では二日の合宿スケジュールで一日目にまず制作ミーティングを行いその後村内での撮影やインタビュー収録等をKDDI貸与のipadで撮影、その映像ファイルを元にその場に集結したクリエイターチームで二日目のお昼の発表の時間までにフィニッシュさせる・・というまさに挑戦的な内容だったわけですが、今回もその懐かしいメンバーと再び集まって葛尾村のさらなる飛躍へとまた一丸となっています。
僕は今回も主にファシリテーションと音楽、MA、ディレクションなどを担当します。
先日ヘルベチカデザインというデザイン会社でのミーティングで『葛尾村の学生が制作段階から撮影などで関われるような仕組み作りを考えてそこから映像の内容を立ち上げていこう』という方向性が最初に決まり色々とまだ企画段階ではありますが、今回も葛尾村の全員で全国へと発信していく力強いコンテンツになりそうな予感がしています。
映像の制作チームは映像作家でもありドローン操縦者・・という人やデザイナー、音楽家・・と非常に幅のある面々が集結しているのでこのメンツで既にコマーシャルくらいは何本か作れてしまうのでは、と普通に思うわけですが、このプロジェクトチームを牽引しているのが葛力創造舎という一般社団法人の代表の下枝さんという人で広告などの映像案件でもプロジェクト内で関係するセクションが多岐に渡る場合、普通にディレクターといわれる人がセクション毎に存在し実際は責任者といわれる人が何人も居たりするわけですが、葛尾村コンテンツに関しては下枝さんがイベントの立ち上げや様々なプロジェクトのマネージャーを兼任して、かつそれらをどんどん実現させてしまうというもの凄いバイタリティとド根性の持ち主で僕は密かに敬服している人です。
こう書くとやり手のめっちゃ恐ろしい人・・みたいに想像する人もいるかもしれないけど、実際に会うととても穏やかで凄く優しい雰囲気のある人で今回のメンバーも全員そんな感じで世間話とか冗談も好きな人達ばかりなので、今回もタイトな納期とスケジュールのある仕事ではあるものの非常に楽しい現場となっています。
僕は音楽に関しては福島県内でも色んなコンテンツでしかもあちこちで作っていますが自分の中ではまず福島のテイスト、というものが何となく自分の考えの真ん中にあり、その中でも地域ごとの特色や雰囲気をそれぞれに意識して作っています。もちろん葛尾村の雰囲気というものも自分の中に音楽の方向性として前回の作品で掴めたので今から今回完成する映像の中でどんな音を奏でようかとても楽しみにしています。
最後に葛尾村の写真を葛力創造舎の下枝さんがFacebookで送ってくれたので何枚か載せておきます。
映像とか音楽というのはいつもそれ自体が素晴らしいということはなく、そこで伝えるべき物事の中に大切なことが詰まっているわけで、様々な表情を持つ村の風景やそこで生活する人達、葛尾村で生まれて今は離れていてもそこに遠くから想いを馳せる人達、そんな全員の気持ちがギュッと詰まった温かい作品に今回もなると良いな、と思っています。
ということで葛尾村よろしくお願いします!!!!
※10月に葛尾村で面白いイベントがあるのでその詳細をFacebook、Twitterに載せておきます
僕もこの前の制作の後にプライベートで遊びに行ってますが本当に良い所なのでぜひ一度行ってみて下さい